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司法書士試験直前期の勉強法について

2017/06/13

最後に何をするべきか。あまり多くの事はできません。絶対にこれだけはしようと最小限度のことに絞り込むこと。

そして、そのことさえできれば他に何もできなくても大丈夫と考えましょう。それ以上の事が出来たら儲けものなんです。

例えば、皆さんがこの1年取り組んでこられたテキストをメリハリをつけて、圧倒的スピードで見直すこと。

間違いノートを作っている方は、その見直し。本番のシミュレーションとして、年度別過去問集に取り組むのもお勧めです。

本番さながらに演習するのです。

この期に及んで、問題を解きまくるというような勉強よりも、知識の精度を増すための最終のインプットを心がけてください。

覚えていたはずの知識、うろ覚えの知識をなくすようにして、紛らわしいところなどの情報整理もしておきましょう。

条文の素読も有効な勉強法です。

皆さん、本試験でどういう順番で問題を解くか決めていますか?

例えば、午前であれば、親族相続の問題から解いて、会社法の問題を解いてから、民法の他の問題をする。

そして刑法、憲法というように。午後なら、択一を先にするのか、記述を先にするのか。午後は特に時間管理が大切です。

択一は、70分を目安に、残りの時間を記述に回してください。

記述については、できるだけ毎日、不動産登記・商業登記各1問、答案構成をするようにしましょう。

記述の問題をどのような順番で目を通し、ある事実や書類を見たときにどのように発想するか鉄則の最終確認をしてください。

マイナー科目については、あまり多くの対策を立てられていないと思います。一通りインプット講座を聴き、

過去問を見た程度かもしれません。マイナー科目こそ力技が効く科目です。

十分基本知識が定着していなければ、圧倒的スピードで、頭に張り付けていきましょう。

短期だからできる技です。

問題を追いかけるような勉強は避けた方が良いです。インプットに努めましょう。

ご健闘をお祈り申し上げます。

 

司法書士行政書士 福満賢一

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