事務所通信
成年後見制度とは
2025/06/26
成年後見制度とは?
~判断力が不十分な方を守るための制度~
🌟制度の目的
認知症・知的障害・精神障害などで判断能力が不十分な方が、悪質な契約や詐欺被害などから自分を守れなくなることがあります。
そんなとき、本人の代わりに意思決定をサポートする人を選び、安心して生活できるように支える制度が「成年後見制度」です。
👤対象となるのはどんな人?
・認知症で金銭管理が難しくなった高齢者
・知的障害があるため契約内容が理解できない方
・精神障害で判断にばらつきがある方
※本人の意思を尊重しながら支援する制度です
🛡️どんなサポートが受けられるの?
成年後見人は、本人の利益のために行動します。
・銀行の手続き
・年金や福祉サービスの申請
・不動産や財産の管理
・悪質な契約の取り消し
🧩成年後見制度の3つのタイプ
種類 | 説明 | 対象者の判断力 |
後見 | 本人の判断力がほとんどない場合 | ほとんどない |
保佐 | 判断力が著しく不十分だが一部理解できる | 著しく不十分 |
補助 | 判断力がやや不十分な場合で、本人の希望に応じて支援が行われる | やや不十分 |
📝どうやって利用するの?
- 家庭裁判所に申し立て → 本人、家族、市区町村長などが申請できます
- 医師の診断書などを提出
- 家庭裁判所が審査し、後見人を選任
💡知っておきたいポイント
・後見人は家庭裁判所が選びます(家族がなる場合もあります)
・本人の意思や生活を尊重することが大切
・第三者が後見人に就任する場合、報酬が必要です(家庭裁判所が決定します)
🧭もっと安心できる生活のために
成年後見制度は、誰もがその人らしく生きるためのサポートです。
もしものときに備えて、早めの相談・準備がおすすめです。
いつでも下記までご連絡ください。
〒617-0006
京都府向日市上植野町堂ノ前5-3イトーピアB127
司法書士福満賢一
TEL 075-922-2876
FAX 075-925-6790